第2268回例会(2024年9月17日)
本日は、冷川剛彦会友による会員卓話です。
【会長の時間】
今日の会長の時間は、「ロータリーの棚からひとつかみ」テーマは、「ポリオ」についてお話します。
内容は、9月7日西日本新聞の1面「春秋」というコラム欄から抜粋いたします。(朝日新聞でいえば天声人語の欄です)まず読みます。
1960年代のアメリカ映画「メリーポピンズ」は、ジェリー・アンドリュースさんの朗らかな歌が印象的である。魔法使いの乳母役で「スプーン1杯のお砂糖があればどんな薬もへっちゃら」と歌うと子供たちもにっこり(メリーポピンズという映画、ご存じの方も多いでしょうが、有名なミュージカル映画で、チムチムチェリーという歌が特に有名ですね)(コラムに戻ります)この作詞作曲したシャーマン兄弟は、この歌をポリオの経口ワクチンをヒントにしたという。ポリオは、ウイルスが神経を侵し、手足などが麻痺する病気だ。小児まひとも呼ばれ、亡くなることもある。1950年代から60年代にかけて、アメリカで腕に注射する不活化ワクチンや経口の生ワクチンが開発された。とくに、経口ワクチンは、安くて使いやすいため、アメリカの集団接種では、角砂糖に浸して口にいれていたそうだ。日本を含め、世界中の子供を救った。今やポリオは、世界で根絶間近なのに、パレスチナ自治区ガザで感染者が見つかった。(ガザ地区といえば、イスラエルとハマスで戦闘になっている場所です)戦闘によって衛生状況が悪化しているせいだ。ようやく戦闘が一時休止となり、予防接種が始まった。(この休戦は、ユニセフ、国連パレスチナ難民救済事業団、WHO世界保健機構が強力に動いたおかげです。しかし、戦闘を一時休戦してでも予防接種をしなければならないというほどポリオの感染は問題になるということです。)小さい口に2滴ずつ。一時的でも攻撃されない安心感からか、子供たちは笑顔を見せる。だが、接種が終わればどうなるか。根絶しなければならないのは、愚かな戦争である。ワクチンを開発した2人の医学者は、このワクチンの特許を取らず、おかげでポリオワクチンは世界に広がった。生ワクチン開発者のアルバート・セービン博士は、ポリオワクチンを「世界中の子供たちへ私からの贈り物です」不活化ワクチン開発のジョナス・ソーク博士は、「私たちの最大の責任は、よき先祖になること」と語ったという。
(ここで春秋のコラムは終わるのですが)多くの人の思いと行動により、今日この瞬間もポリオの予防接種は行われています。今ここに集まっている私たちは、この話を聞いて何をすべきなのか。そうです。ロータリー財団に寄付し、1つでも多くのワクチンを子供たちのために使ってもらうことです。ちょうど今日、財団委員長が皆さん1人1人にロータリー財団への個人寄付の確認。10月には地区への送金を行います。どうか1人150ドルの寄付をよろしくお願いいたします。
以上で本日の会長の時間「ポリオの棚からひとつかみ」を終わります。ありがとうございました。
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日田中央ロータリークラブは2025-2026年度に創立50周年を迎えます。
節目の年に向けて会員増強にも力を入れています。
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次回以降の例会
9月24日(火)出前セミナー(My Rotaryへの登録 活用方法 中津RC 松本逸文様)
10月1日(火)早朝清掃例会(三隈川公園 記念モニュメント清掃)
10月8日(火)米山奨学生卓話
10月15日(火)休会
★内容や日程が変更になる場合があります。
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【例会会場】
KIZAN倶楽部 大分県日田市隈1丁目3-16
★駐車場は、KIZAN倶楽部前の日田市営駐車場をご利用ください。
満車の場合は、ビジネスホテルパークインサトーの駐車場をご利用ください。(徒歩7分)