第2273回例会(2024年11月5日)
本日は、ゲスト卓話です。
日田税務署 松井署長さんによる「税を考える」です。
【会長の時間】
お札の中からひとつかみ
今日の会長の時間ですが、本来であればソフトバンクホークス日本一についてお話ししたかったのですが、横浜DeNAベイスターズに負けましたので、野球の話はいたしません。
ちょうど今日は、日田税務署長がいらっしゃっていますので、お札についてお話しします。正確にはお札の中の人のお話しです。
今日の内容は、9月30日西日本新聞の春秋というコラムに掲載されています。
お札の中の人物 1つ前の旧札 1万円は、福沢諭吉 5千円は、樋口一葉 千円は野口英世です。新札では1万円は渋沢栄一 5千円は津田梅子 千円は北里柴三郎となります。今日は敬称を略させていただきます。この6枚のお札、現在皆さんの財布の中にはいっていると思いますが、実は、実際の歴史のなかでもいろいろ絡んでいますというのが今日のお話しです。
ここからは、コラムを読みます。
「お久しぶりです」「おお君か」「あれからはや130年余り」財布の中での会話を想像する。お札の肖像の1人となった北里柴三郎と肖像の1人を務めてきた福沢諭吉です。(北里柴三郎は、小国町の出身ですので、小国町は盛り上がっています)明治25年の秋、柴三郎は18歳年上の諭吉を訪ね、助けを求めました。破傷風菌の純粋培養などに成功してドイツ留学から帰国した柴三郎でしたが、政府からは冷遇され、研究室も持てずにいました。諭吉は研究所を建ててやり、自ら発行していた時事新報(現在の産経新聞)の社説で後押しをしました。研究所は、日本初の伝染病研究所になりました。助手の中に、柴三郎より先に平成の紙幣の肖像となる野口英世がいました。諭吉が亡くなったあと柴三郎は、慶應義塾大学の医学部の初代医学科長に就任しますが、諭吉の恩に報いたいと報酬は一切もらわなかったそうです。
また、柴三郎は、慶應医学科新設の少し前に日本結核予防協会の会長になりましたが、その評議員に渋沢栄一がいたそうです。また5,000円札の津田梅子、日本最初の女子大学でのちの津田塾大学を創設した方ですが、当然設立には渋沢栄一が絡んできているわけです。
そんなこともあったんだねと思わせる出会いや逸話が我が国の近代史には多様に織り込まれています。
新紙幣発行から4か月。財布の中で交わされる会話を、史実を訪ねてあれこれ想像することは大変楽しいことです。
ちなみに、最近結婚式の祝儀に新1万円の渋沢栄一はマナーとして使ってはいけないという噂がまこししやかに言われていますが知っていますか?
渋沢栄一は、奥さんの他にたくさんの女性を囲っていて不貞を行っていたので結婚式にはふさわしくないといわれているそうです。事実、奥さんと愛人を同じ家に住まわせていたというのは、大河ドラマでもやっていました。誰の肖像であれ、お金の価値は変わらないと思いますが。財務省もまさかこんな話になるなら、渋沢栄一を1万円札にしなければよかったと思っているでしょう。
今日はこんなお札の話をしてみました。
以上で、本日の会長の時間「お札の棚からひとつかみ」を終わります。
ありがとうございました。
【ゲスト卓話】
日田税務署 松井署長さんによる「税を考える」です。
★「税を考える週間」とは
実施期間 11月11日~17日
趣 旨 税の意義や役割について能動的に考えてもらい、税に対する理解を深めてもらう
テーマ 「これからの社会に向かって」
Web-TAX-TV インターネット番組(税に関する動画)
消費税の不正還付を許さない!【令和4年10月配信】
消費税の『不正還付』を企む悪質な納税者に対し、的確な審査・調査により未然防止に取り組む調査官の仕事をドラマ仕立てで紹介しています。
国税庁動画チャンネル
全国の国税局や税務署の取組を紹介しています。
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日田中央ロータリークラブは2025-2026年度に創立50周年を迎えます。
節目の年に向けて会員増強にも力を入れています。
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次回以降の例会
11月12日(火)ゲスト卓話 武内ガバナー補佐
11月19日(火)休会
11月26日(火)50周年フォーラム
12月10日(火)ゲスト卓話 永山真江様 児童家庭支援センター陽
12月17日(火)休会
12月24日(火)会長卓話(半期を振り返って)
★内容や日程が変更になる場合があります。
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