例会報告

第2289回例会(2025年4月8日)会員卓話

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本日は、佐久間国際奉仕委員長による「訪台 台北市西南区扶輪社 48周年記念式典交流会」参加の報告卓話でした。
詳細は、Facebookページをご参照ください。

【会長の時間】

今日の会長の時間は、「ロータリーの棚からひとつかみ」ということで、先日、台北市西南区ロータリークラブへの訪問についてお話しします。
全体については、佐久間国際奉仕委員長が卓話で行いますので、私は、あくまで会長という立場から見た訪台についてお話しします。これは、将来日田中央ロータリークラブの会長をされるであろう皆さんの今後の参考のためにお話しいたします。
以前もお話ししましたが、私が台湾に行くのは、20年ぶりです。ましてやほぼ新人会員の立場で行きましたので、会長として訪台する今回。どうしたものかと先輩会員の皆さんにいろいろ情報収集をしました。今回、たいへん助かったことは、佐久間国際奉仕委員長が、台北市西南区ロータリークラブのアン会長と2年前から交流があり、打ち合わせなどの連絡がしやすかったこととそのアン会長が日本語ができるということでした。
まず私ができることとして考えたのは、台北市西南区ロータリークラブ48周年式典を、日本からきてどう盛り上げることができるかでした。今回、私の奥さんがパートナーとして一緒に参加することになっていました。実は、私の奥さんは、趣味で、着物の着付け準1級を持っていたので、奥さんが着物をきて参加すれば、台湾の方も喜んでくれるのではないかと計画しました。その準備をしていた出発2週間前。佐久間委員長より、奥さんの着物はいいけど、あなたは着物着ないの?着物きたら?という打電がありました。実は私は着物を1着も持っていなかったため、急遽、奥さんの着付けの先生に着物をお借りすることになりました。本来このような式典の場では、羽織、袴なんでしょうが、特に袴が着つけるのが難しく、手間がかかるということで、大島の着物を着ることになりました。
和服は意外と小物は多く、着物はもちろん、帯、足袋、雪駄など必要なわけで、それが2人分しかも、二日目の後夜祭用のスーツや靴も必要でしたので、たかだか2泊3日の旅なのに、1週間旅行するような大きなスーツケースを2個購入して持っていくことになりました。しかも、実際に奥さんが宿泊先のホテルで私と自分の着付けをするのに、1時間半かかるで、式典に間にあうかものすごく心配しましたが、無事に2人とも着物をきて式典に参加し、アン会長や会員に大変喜んでもらえました。この写真は、後ほど佐久間委員長の卓話ででてきますので、そんな裏話もふくめてご覧ください。
つぎに悩んだのは、式典での会長挨拶のことでした。私はこのような国際的な場でのあいさつはもちろん初めてです。台湾は、中国語ですが、本川会友が会長の時、中国語でスピーチしたということを聞きまして、せめて自己紹介くらいは中国語で思ったのですが、自分では中国語を話したつもりでも、翻訳機にかけると全くだめで、こりゃ通用しないなと諦めました。せめて最初の挨拶のひとことだけでもと思い、ニイハウでは面白くないので、「皆さんこんにちは」中国語で「タジャハウ」というんですが、この一言だけ翻訳機(ポケトーク)で何回も練習しました。おかげさまで、最初の第一声「タジャハウ」は、結構会場ではうけました。さて、当然会長の挨拶本文は、私は中国語を話せませんので、事前にメールで送り、台北市西南区ロータリークラブの方で、中国語に訳した文章を事前に配り、そのうえで通訳が途中で通訳してくれるとの約束でした。挨拶文も、通訳が言いやすいように文面を開けたものを事前に送っていました。
さて、いよいよ私の挨拶の出番です。私が一文章を読んで、さあ通訳の方どうぞと司会の方に相槌をうつと、司会の方は、にっこりとほほ笑んで、ただうなずくだけでした。「えー通訳してくれないの」と思いながら、次の一文章を読んでさあ、通訳さんどうぞと目で合図しても、司会者はうなずくだけ。これは、だめだ思いつつ、話を続けていましたら、急にあちらのスタッフの方が、緑の紙を配りだしました。どうやらそれは、私の挨拶を中国語に訳したものでした。どうやら中国語訳を事前に配るのを忘れていたようです。つまり会場にいる方は、通訳も中国語訳もなく、ただわけのわからない日本語をずっと聞かされるはめになったようです。
この段階で、私の挨拶は、全体の2/3くらいはしていました。いよいよ最後のところを話そうとしたとき、急にアン会長が立ち上がり、私の話を制して、話し始めました。たぶん、通訳がなかったので、私の挨拶をあらためて中国語で話してくれたものと思います。しかし、私がまだ2/3しか話していないのに、アン会長は最後まで訳してしまい、最後のシェイシェイまで話してしまいました。おかげで、会場からは拍手が起こってしまいました。結局私は最後まで話をすることができず、壇上から降りる羽目になってしまいました。
まあ何が起こるかわからないというのも海外に行った時の醍醐味かなとも思いました。
そしてもう一つ悩んだのは、お土産です。
実は、台湾では、会員一人一人がお土産をもって渡してくれる文化があります。それを事前に聞いていたのですが、何人分をそして何を持っていこうかと悩みました。かさばるものは持っていけないし、会場までもっていく必要もありますので。しかも、日本と台湾の文化の違いをあります。例えば、ハンカチは別れを意味するので贈ってはいけない。お祝いは白い封筒ではなく真っ赤な封筒などです。結局、手ぬぐいを準備し、テプラで中国語で「てぬぐい」とつけて、袋につめて、なおかつとある先輩からアドバイスがあり、誰からもらったかわかるようにと名刺を袋に貼り付けるようにしました。全部で35人分準備しましたが、式典と後夜祭でほぼ配り終わりました。もちろんもらったお土産もたくさんなので、大きなスーツケースが大変役に立ちました。
今回、台北市西南区ロータリークラブの皆様そしてアン会長の歓迎ぶりは大変なものがありました。初日の空港でのお出迎えから帰るその日までアン会長と役員の皆さんは、ずっと付き合っていただきました。その対応には本当に感動いたしました。来年、台湾から日田中央の50周年にいらしたときは、今回のことを忘れず、しっかりおもてなしをしたいと思います。
会長という立場での式典や後夜祭は、テーブルにならんだ食事もほとんど食べた気がしませんでした。最終日、台北市西南区ロータリークラブの皆様が帰られたあとに行った昼食の小籠包と台湾ビールが一番おいしかったというのが実感でした。今回の訪台で私が行ったことは、一部やりすぎではないかというご批判もあるやもしれませんが、その時の会長ができるだけのことをしたということでお許しいただければと思います。この続きは、卓話で佐久間国際奉仕委員長にお任せいたします。以上で、今日の会長の時間「訪台からの棚からひとつかみ」を終わります。ありがとうございました。


雪道!スタートから波乱の予感!

 

 

 

 


今回も楽しい記念式典でした。

 
台湾と言ったら屋台!!
 
台北と言ったら小籠包!

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日田中央ロータリークラブは2025-2026年度に創立50周年を迎えます。
節目の年に向けて会員増強にも力を入れています。
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次回以降の例会
4月15日(火)休会
4月22日(火)ゲスト卓話/秋吉様(日田市役所)
4月29日(火)休会
5月 6日(火)休会
5月13日(火)次年度管理運営部門委員会・ローターアクトクラブ報告
5月20日(火)外部卓話(大分地方裁判所 裁判官)
5月27日(火)小鹿田交流会(夜間例会・KIZANクラブ)
★内容や日程が変更になる場合があります。
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【例会会場】
KIZAN倶楽部 大分県日田市隈1丁目3-16
★駐車場は、KIZAN倶楽部前の日田市営駐車場をご利用ください。

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