本日は、ゲスト卓話 特定非営利活動法人chieds(チーズ)柴田様による「養育里親制度について」です。
詳細は、Facebookページをご参照ください。
【会長の時間】
今日の会長の時間は、またまた「ロータリーの棚からひとつかみ」です。
テーマは、あなたの知らない日田中央ロータリークラブの世界。あなたは、「日田中央ロータリーゴールド賞」を知っていますか?
これは、会長経験者の方でも全容を知っている方は少ないのではないでしょうか。私も幹事をやったときにこんなのがあるんだと思ったくらいで、2週間前に全容を知りました。
この日田中央ロータリーゴールド賞 平成7年に始まっています。調べましたら、赤尾重信さん(赤尾酒店社長)が会長の時のことです。
当時の日田中央ロータリークラブが多分300万円というお金を、日田市老人クラブ連合会に預け、これを基金にして高齢者の「生きがい、健康づくり、福祉活動」などに対し、多大な貢献を行っている個人、団体を表彰してくださいということで始まった賞です。
私たちは、職業奉仕賞という、職業を通じて社会貢献をしている方を表彰していますが、日田中央ロータリーゴールド賞は、まさに職業奉仕賞の高齢者版というわけです。毎年4月に選考委員会が開かれ、受賞者は、5月の日田市老人クラブ連合会総会で表彰されます。実は、今月の10日に選考委員会が開かれ日田中央ロータリークラブの会長は、その選考委員の1人ですので、私が行ってきました。選考委員は、私を含め10名。自治会連合会会長さん、老人クラブ連合会の会長さん、民生委員児童委員協議会会長さんなど老人クラブとしてそうそうなる方々が選考委員にいらっしゃいました。
表彰の規約もしっかり決まっていて、とくに表彰対象の活動が5年間以上でその実績が優秀であると条件がつきます。表彰対象者は、日田市老人クラブ連合会の各理事から推薦をされて選考委員会にあがってくる仕組みです。日田中央ロータリーゴールド賞には、4つの表彰部門があります。①福祉貢献賞②生きがい功労賞③介護模範賞④善意篤行(ぜんいとくこう)賞 (篤行とは、よいことをするという意味)とあります。今年の選考委員会に上がったある方の表彰理由を見てみましょう。
善意篤行賞に推薦された方の表彰理由です。「〇〇さんは93歳。中ノ島町長寿会の最高齢者として、元気に明るく会合に参加され、会員の模範となっています。自宅近くのお宮の清掃を30年以上継続されています。」素晴らしいご長寿の方ですね。
次に団体表彰 福祉貢献賞の方です。「〇〇町福祉協議会は、平成13年から23年の長きにわたり、〇〇町の高齢者を対象とした福祉事業に関与し、一人暮らしの高齢者の暮らしの相談、健康寿命を延ばすなどの活動が他の模範となっています」とのことです。この〇〇町福祉協議会は、配食弁当や黄色い旗運動、年末餅配布、敬老祝賀会などいろいろな活動をしています。大変すばらしい活動だと思います。
こういう方もいらっしゃいます。生きがい功労賞の方です。「〇〇氏は、映像による記録が大衆化していない時代から今日までの56年間、大山町の記念行事や地域イベントなど幅広く映像に記録し続けてこられました。その記録は、街の歴史として学校現場や社会教育の場で重要視され活用されています。また古い映像のDVDへの変更も快く引き受けてくださいます。こうしたボランティア活動は高齢者の模範となるものです。」56年間も映像ボランティアを続ける。すごいですね。この方はちなみに88歳です。
こんな方もいらっしゃいました。善意篤行賞のかたです。「大工職人であった経験を活かし、地区内の神社の木製の燈炉4基(約50万円相当)を自費で制作し、無償で奉納しました。また老人会の役職を歴任し、15年以上清掃活動に従事しました。」とのことです。どなたも素晴らしい活動をされています。まさに、ロータリーの奉仕の精神にあたるものと思います。
ちなみに今話した方々は、すべて表彰されることになっています。今年は、推薦が多く、10組の個人、団体が表彰されるそうです。このように普段日の目を見ない方を表彰することは、素晴らしいことだと思いますし、表彰されるご本人の方も喜んでますます長生きして活動していただけると思います。今回私が、選考委員会に参加しまして思うのは、日田中央ロータリークラブの先輩方が行った活動が、今なおこのように生かされていることは、私たちは誇りにしていいと思います。
また、こういう表彰活動があるということも我々は知っておく必要があると思います。この日田中央ロータリーゴールド賞は来年以降も続くでしょうから、来年以降の会長は、お忙しいと思いますが、この選考委員会にはぜひ出席してください。監査役という役目もあります。
以上で、今日の会長の時間、あなたの知らない日田中央ロータリークラブの世界「日田中央ロータリーゴールド賞からの棚からひとつかみ」を終わります。ありがとうございました。
里親制度については、初めて話を聞く会友も多く、ロータリーの奉仕活動で支援できるものはあるのではないかといった声も聞かれました。