【会長の時間】
皆さま、こんにちは。
今年度初めての、職場例会です。本日はJAおおいた日田支店。
統括 荒川忠孝様、営業部長 河津建夫様、経済部長 中野哲也様、温かくお迎え頂き、誠に有難うございます。
ここ数か月「米騒動」という言葉を耳にするようになりました。今年の4月東京で2kgのお米を購入しましたら2,300円しました。ビックリし、一瞬元の場所に戻そうと!思いましたが、娘が食べるお米です。清水の舞台から飛び降りる気持ちで購入しました。それからは米騒動が絶えず報道され、スーパーに並ぶお米の数さえなくなり、小泉進次郎さんが農林水産大臣に就任された5月21日には更に価格が高騰し、約一年前の2倍にまであがってしまいました。お米を麺類に代用する主婦の方も増えたそうです。我々主婦は財布の中身も小さく騒動を起こしていました。
考えてみれば、日本人にとってお米はただの主食ではありません。炊き立てのご飯の香り、ふっくらしたおにぎり、そしてなによりもお茶碗を持って、お米を頂けることに感謝し「いただきます」と手を合わる習慣があり、お米は私たちの文化であり、生活の中心であると言っても過言ではありません。
ところが今、そのお米が「当たり前に食べられるものではなくなるのではないか」という不安が広がっています。なぜこんな米騒動が起こっているのか。気候の影響なのか、生産者不足なのか、物流コストの調整不足なのか。そして、気になるのはやはり「今後、お米の価格はどうなるのか?」ということです。
もちろん、私がここで専門的な答えをお伝えすることはできません。安心してください、今日はこのあと、河津様から直接お話を伺える機会がございます。私も内心、「値段が下がるという朗報は出るのか?それとも…聞かなかったことにしたい内容なのか?」と、少しドキドキしております。
ただ、今回の米騒動を通じて強く思うのは、「食の安全。安心は、当たり前ではない」ということです。一粒のお米が食卓に届くまでには、農家の皆さんの努力や、天候との戦い、物流の支えなど、たくさんの要素が積み重なっています。
昔から「一粒のお米には七人の神様が宿る」と言われますが、実際にはもっと多くの人の汗と工夫が宿っているのだと思います。だからこそ私たち消費者も、「安ければいい」とだけ考えるのではなく、国産米を選び、農家を応援していくことが大切なのではないでしょうか。
このあと河津様からのお話を伺いながら、ぜひ皆さまと一緒に「お米の未来」について考えていければと思います。そして今日の夕食は、どうぞいつもより少しゆっくり味わって、「ありがたいな」と感じながらご飯を召し上がっていただければ幸いです。
ロータリーの理念は「奉仕の理想」です。お米もまた、人々の命をつなぐ奉仕のような存在です。農家の方々の努力があって、私たちは日々健康に生きていける、これはロータリーの「人を支える姿勢」と重なります。
ご清聴、ありがとうございました。
★「7人の神」とは、諸説ありますが・・・
①水・稲がよく育つ豊富な水
②土・栄養分の豊かな土
③風・受粉を行う風
④虫・虫はお米を食べる害虫のことではなく、その害虫を食べてくれるトンボや蜘蛛の虫
⑤太陽・成長に欠かせない太陽の光
⑥雲・太陽の光を当てすぎない雲
⑦作り手・苦労しながら八十八の手間(工程)をかけて米作りをする作り手。
感謝を込めてお米をいただきたいものです。




JAおおいた日田支店様 ありがとうございました。
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日田中央ロータリークラブは本年創立50周年を迎えます。
節目の年に向けて会員増強にも力を入れています。
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次回以降の例会
9月23日(火)休会
9月30日(火)早朝例会/三隈川公園清掃活動
10月7日(火)ゲスト卓話 財団出前セミナー
10月14日(火)休会
10月28日(火)ガバナー公式訪問
★内容や日程が変更になる場合があります。
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【例会会場】
KIZAN倶楽部 大分県日田市隈1丁目3-16
★駐車場は、KIZAN倶楽部前の日田市営駐車場をご利用ください。
