活動報告

第2205回例会(2022年12月13日)

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本日は、聖陵岩里病院 放射線技師 鍜治谷様によるゲスト卓話 です。
まずは、本川会友が聖陵岩里病院の概略を紹介しました。
岩里正生氏により1986年9月に岩里内科医院の開設(医師1名・職員17名)。
2017年2月 特定医療法人に組織変更。
当初の場所より今年の11月に、銭渕町から日ノ隈町に移転しました。
正式住所は、日田市大字庄手字堀ノ上242。
創設者 岩里先生の言葉。
One Heart and the Earth (心をひとつに)
生きる事、そして何人も最後は死ぬ事を自然は教えてくれている。
その短い人生の家である地球を護らなければならない。
その為に聖陵会は、水委員会、エネルギー節約委員会があり、病院食の無農薬なども進めている。
各々の家での中性洗剤を使わないのも、地道な活動だが、極めて大事な事だと思っている。
そういう活動を通じて、聖陵人が地球人として成長していくと信じています。
その過程で最も大事な事は、「一生懸命さ」であると考える様になった。患者さんに対する思い、医療技術に対する思い、そして友人に対する思いを一生懸命に築いていってもらいたい。
かつて、聖陵会を訪れたカメルーンのシスター末吉氏は「ピグミー族の人々が私に民主主義とは分けあう事であると教えてくれた」と話された。聖陵会の3つの海外医療を通じてたくさんの友人を作り、困難に打ち克つ大らかな組織となりたい。
そして、その力で、弱き人、小さき人を支援できたら、それが私達の小さな誇りになるかも知れない。
【聖陵会の基本理念】
医療・介護及び社会的弱者に対する支援を通して自分達の人間形成を図る
【聖陵会の基本方針】
1.必要な時に、必要な医療・介護が受けられる医療法人になろう。
2.利用者・職員が、夢と感動を感じられる医療法人となろう。
3.聖陵会は、お互い研磨し各個人が成長していく集団でありたい。
4.常に地域に奉仕し、地域から必要とされtる医療法人となろう。
5.国際的視野を持って行動できる医療法人でありたい。
【診療科目】
消化器内科
外科・内科
呼吸器内科
リウマチ科
脊髄脊椎外科
消化器外科
循環器内科
糖尿病・代謝内科
神経内科
救急科
本川会友は、「岩里先生を直接知らないスタッフも増えてきましたたが、岩里先生の意志や言葉を伝えていき、24時間365日、医療提供を行っていきます。」と締めくくりました。
次に、放射線技師である鍜治谷さんの業務内容についてお話を伺いました。
【聖陵岩里病院の画像診断関連診断装置】
●骨密度測定装置
●X線撮影装置(レントゲン装置)
●X線透視装置(胃透視など)
●X線MDCT装置80列
●1.5テスラMRI
●超音波診断装置
●移動型X線撮影装置(病棟)
外科用イメージ(手術室)
内視鏡装置(胃カメラなど)
その他
●が、鍜治谷さんの担当部署の装置です。
レントゲンによる肺の様子や立体的な心臓の様子など、身体のあらゆるところがスケルトンで見ることができます。
MRIやCTの頭・内臓・血管・骨などの写真を見ながら、この部分が圧迫骨折しているとか、血管が細くなっているなど、説明をしてくれました。
この詳細なデータから、医師は悪い部位を特定し、治療を行ったりしていきます。
鍜治谷さんは、
医療機器はそろっていますが、必要な時に必要な医療ができるためには、不断の研鑽が必要です。
患者さんの為に、医師の力になれるよう努力していきます。
と締めくくられました。
【基本理念】
必要な時に、必要な医療・介護が受けられる医療法人になろう。
利用者・職員が、夢と感動を感じられる医療法人になろう。
聖陵会は、お互い研磨し、各個人が成長していく集団でありたい。
他人の苦しみを自分のものとして受け取れる豊かな感性を持ちたい。
常に地域に奉仕し、地域から必要とされる医療法人になろう。
国際的視野を持って行動できる医療法人でありたい
医療機器の進歩は目覚ましく、以前は見つけることができなかったわずかな病変も見つけることができるようになりました。
しかしその機械を扱い、治療していくのは、人間です。
「人前で話すのはとても緊張します」と言いながら、ひとつひとつ丁寧にお話をしてくださった鍜治谷さんは、安心して頼れる方だと感じました。
お忙しいなか、貴重なお話を伺うことができました。ありがとうございました。
★次週は、年内最後の例会です!
末竹会長の半期を振り返ってです!

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